中古マンションを購入して収納リフォーム
・所在地 東京都杉並区
・リフォーム面積 42.25㎡(約13坪)
・構造規模 RCマンション
・家族構成 夫婦、次男、猫
・工期 2ヶ月
・施工会社 (有)福田建装
・担当者 小林理(インテリア)
50代のご夫婦と大学生の息子が住むマンション。
中古マンションを購入したが、造りつけの収納がほとんどなく、家具も起きにくい変形の間取りだったため、入居前に収納リフォームを計画。 大容量の収納スペースで物が外に出ないすっきりした空間を目指した。
さらに、趣味を楽しめるような工夫や、愛猫がストレスなく暮らせるための工夫も施した。
■ リフォームのポイント ■
- できるだけキッチンをオープンににしてLDと一体にする。
- キッチンの背面収納を充実させる。
- リビングダイニングに収納スペースをつくる。
- 趣味のワインと読書を楽しめる工夫をする。
- 猫が暮らしやすいような工夫をする。
■ リビング・ダイニング
物がすべて収まりすっきりした空間
キッチンとの壁を抜いてできるだけオープンに。 手前に大容量のカウンター収納を設けた。
約25㎡の広々としたLDだが、四角ではなく変形になっている。
読書が趣味という奥様のリクエストで、リビングの一角に大きな本棚とデスクを設置。書斎としても使えるスペースに。
凹凸のあるタイルを貼ったテレビ台のある壁。エアコンはルーバーで覆って目立たなくした。
ダクトスペースをとるためのキッチンの天井との段差を間接照明に。LDの全体照明としても使える。
■ キッチン
キッチンスペースの背面には、家電が置けるカウンター型の収納スペースと、吊戸棚を設置。
大量の食器類がすべて収まった。
カウンタータイプの収納は、配膳に使えるので便利。
シェルのモザイクタイルを貼っている。
■ 玄 関
飾り壁で印象的に
玄関のフォーカルポイントに中国から輸入した飾りパネルを設置。 家全体の印象をオリエンタルな雰囲気にしている。
リビングにも同じ壁を設置。
ドアを開けると、最初に目に入る。
■ ペットのための設備
猫が自由に行き来できる
3カ所のドアに、猫のための小さなドアを設置。
ドアを開けておく必要がなくなり、快適になった。
キッチンのパントリーの下部分を空けて、猫のご飯置き場に。うっかり人がつまづく心配もない。
■ 水周り
シンプルだった洗面室の壁を、アクセントタイルに替えてインテリア性をアップさせた。
キッチンの端に設けたパントリー。
奥行き12センチと薄いけれど、思った以上の収納量がある。スパイス類や、猫のごはんを収納するのにぴったり。扉を閉めると壁のように見える。
キッチンの吊戸棚の一部をガラス扉にして、ワイングラスを吊るせるスペースを設置。
ご主人と息子さんたちが一緒に描いた絵の板を背板にしてある。
大容量のダイニング収納にはリビングやダイニングに散らかりがちなものがすべて収まる。収納扉には取っ手がなく床と同じ色なので、閉めればすっきりと見える。
廊下のクローゼットは、バーを設置し、棚を増やして収納量をアップさせ、見やすく・使いやすく。
洗面室の深い引き出しの中に小物を収納できる浅い引き出しを増設。外からは見えないが、収納力がぐんと増えた。
【 収納と動線 】
ワイン好きな家族のために、ダイニングのカウンターの端にワインセラーを設置。
文房具や書類、薬などもダイニングに収納しておきたい物。ケースを使って空間の無駄がないように収納。
洗濯機のすぐ脇に、洗剤などを収納できる棚を作った。
扉を閉めてしまえば存在感がなくなる。
「いつまでも美しく暮らす住まいのルール」を拝読してお願いしたいと思いました。
毎回の打合せは、友人家でおしゃべりをしているような感覚でととても楽しかったです。
小林さんとの家具屋さんめぐりも楽しかったです。
出来上がってみると、開放的な空間と収納の工夫にワクワク。
どこかに使ってくださいとお願いした息子たちが幼い頃に絵を描いた板が、ワイングラスの収納にぴったりはまっていて嬉しかったです。
この家が大好きです。
もっと快適にしよう!と思える家です!