シニアのひとり暮らし
ワンルームスタイルの快適な住まいに
・所在地 東京都世田谷区
・リフォーム面積 64㎡
・構造規模 RC 4階建複合ビル 4階部分
・家族構成 本人
・工期 3ヶ月
・施工会社 (有) 福田建装
・担当者 須田圭子
60代の女性。 ビルのワンフロアを占める居住スペースを、老後のひとり暮らしに備えて住みやすくリフォームすることに。
動線を見直し、移動が短く、家事の負担が軽くなるような間取りに作り変えた。
居室を分けていた壁を取り払い、広く、明るく、開放的なLDKに。
寝室の引き戸を開けておけば、ワンルームのように暮らせる間取りにした。
■ リフォームのポイント ■
- リビングと寝室の間の壁を取り払い、明るく広いLDKに。
- 暗い場所にあったキッチンを、明るい場所に移動。
- 寝室とリビングは引き戸で仕切れるが、開け放せばワンルームスタイルの間取りに。
- 寝室、トイレの引き戸をすべて開け放せば、回遊動線になる。寝室から水回りへの動線も近い、ホテルプランになっている。
- バルコニーにウッドデッキを設けた。
■ リビング・ダイニング・キッチン
広く、開放感のあるLDKに
一日の大半を過ごすLDKを明るい場所に。
壁がなくなったことで、奥まで光が差し込み開放感のある空間になった。
リビングにはテレビ台兼用の低いカウンター収納を設けた。
リビングと同じ高さのウッドデッキを設置。ガーデニングを楽しめるようになった。
ひとり暮らしなのでキッチンはI型にしてコンパクトなDKスタイルにした。
冷蔵庫は見えない配置に。
■ 寝 室
リビングとゆるくつながる空間
いつもは引き戸を開けてリビングとゆるくつながる寝室。
■ 水 回 り
洗面室は浴室とトイレの間に設置。 トイレの扉(引き戸)を開け放せば、寝室からすぐにアクセスできる。
バスルームは、白く、清潔感のある空間に。
躯体との間にできた空きスペースをニッチ風に広げて鏡を貼った。
リビングと寝室をゆるく仕切っている収納ボックス。
毛布やリビングで使うひざ掛けなどを収納しておける。
リビングドアを開けた時に目に入る場所にダイニングカウンターと吊戸を設置。お気に入りの食器を収納している。
カウンター収納には取り皿や湯飲みなどを置くと、食事の準備がラクになる。
キッチンのシンクの上部には吊戸棚を設けた。半透明の収納ボックスを活用することで、中が見やすく、片手で取り出しやすくなる。
廊下には奥行きの浅い壁面収納を設けたので、日用品をたっぷり収納できる。入れるものの高さに合わせて棚板の位置を調整することで、収納量が倍増する。
洗濯機や冷蔵庫の上など、空いている隙間スペースも収納に活用している。