・所在地 神奈川県茅ヶ崎市
・敷地面積 383.19㎡(約115.9坪)
・容積対象床面積 104.32㎡(約31.6坪)
・構造規模 木造平屋建
・家族構成 夫婦(60代)
・施工会社 あすなろ建築工房(横浜市)
・担当者 山本徳子
妻の実家を相続した60代夫婦の終の住まいである。
生まれ育った家の思い出を残すために、門のそばにあった松の木を残した。
自然を感じて、今までの人生を労い豊かな気持ちになれる住まいを作ろうと思った。
■ 外 観
交差点に面するこの住宅では、プライバシーを確保しつつ、周囲に対するファサードも重要だと考えた。
西側は道路に面して3メートル幅の来客用の駐車スペースを兼ねた空き地を作った。
閉鎖的な壁を背景に、松の木をシンボルツリーとして際立たせた。
南外観とデッキテラス。
夏の日射しを遮ぎるために軒を深く2段設けている。
冬の日差しは深く室内まで伸びる。
■ アプローチ
玄関へのアプローチ。
スロープはスーツケースや荷物移動にも。
■ 玄 関
■ リビング・ダイニング
高窓から住戸の奥まで自然光が入るように半層の吹き抜けにしている。
キッチンの奥まで光が届いて明るい。
キッチンから見る庭と客間。
家の扉はすべて引き戸。 引き戸を開け放すとほぼワンルームに。
■ キッチン
キッチンはコンパクトにして動きやすく。
■ 寝 室
リビング奥の寝室。
ベッドでも四季を感じることができる庭に面した寝室。
レースのプリーツスクリーンとカーテンの代わりの内雨戸。
■ 和 室
ゲストルームを兼ねたロビング奥の和室。
和室の窓からは敷地に点在していた石を集めた庭を望むことができる。
和室の窓は視線が自然と庭に落ちるように低く抑えた。
塀の高さと窓の高さを合わせているため外からの視線が気にならない。
しつらえ用にコーナーにに浮き床を設けた。
■ 水回り
キッチンと洗面。 毎日の家事歩数は最小限に。
ユニットバス。
低い窓は入浴時のグリーン観賞用。 高窓は換気用。
将来に備えて、介助者が一緒に入れるようにトイレは2方向開口に。
■ 庭とデッキ
庭は既存の梅の木を2本残した。 和室の前は敷地に点在していた石を集めて配置。
■ 夜 景 外 観
【 玄 関 】
玄関の収納内部。
外部から投函するポスト。
シュレッダーを置いて不要なDMを処理する。
扉裏にスリッパ掛けを設置。
【 寝 室 】
引き戸のクローゼット。 1枚は鏡にしている。
こじんまりとした夫婦2人の終の棲家を考えるようになった時、以前テレビで「コックピット~」とおっしゃっていた水越さんの事を思い出して連絡をとらせて頂きました。
幾度もの長時間に渡る打合せ、細部までの検討、大変印象に残っています。
また、何度も住まいの見学会に参加させていただき、大変参考になりました。
沢山の日差し、快適な空間、ほかにも私達の希望を具体化して頂き、大変満足して住んでいます。